秋扇    JUN

湯煙の鏡を拭ふ夜長かな
午後の日やひとりで摘まむ黒葡萄
伏せし本開きしままの秋扇
ひとはみな星屑なりし天の川
苦瓜の葉の触れ合ひて薄日透く