俳人に儀礼の手紙夜の蝿(はえ)
向日葵(ひまわり)の破顔(はがん)一笑(いっしょう)乳母車
日溜まり(ひだまり)に置かれしままの夏帽子
紫陽花(あじさい)や明日(あす)への夢は色とりどり
藤寝椅子(とうねいす)励ます言葉めぐらして
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
俳人に儀礼の手紙夜の蝿(はえ)
向日葵(ひまわり)の破顔(はがん)一笑(いっしょう)乳母車
日溜まり(ひだまり)に置かれしままの夏帽子
紫陽花(あじさい)や明日(あす)への夢は色とりどり
藤寝椅子(とうねいす)励ます言葉めぐらして
決勝戦五輪の体操コロナうつあちこち顔向けアマリリス咲く
「よいいみでリラックスせよ」と畑違うプロの先生同じこと告ぐ
雑誌など散らかっている居間帰宅して帽子を脱げば素顔になりぬ
家籠り小説読みつつ少しだけしつこさ感ず漱石の文
ハシブトの鴉の声よ懸命な本能に生きて塀の上なり
亡母のこと思い出すこと多くなりこの寂しさの不思議を思う
嫁ぎ来て教会へ行かぬ吾なれど亡母に呼ばれてゐるやうな日々
ふくいくと蜜柑の花やかくれんぼ
風立つや大波小波藤の波
降りそそぐ谷間の日差し若楓
渓流に濡るる木の葉や業平忌
ひと待てば蕗の葉にふる粉糠雨
北半球日本列島夜が明けてわが住む階下にカンナの赤映ゆ
感染症五輪も近くその上に都議選もありTVが伝える
スーパーの中の薬局つつと行きマスク買いたり顔がまる見え
エンディングに陽水の歌流れ来る剛語りの「ブラタモリ」見つ元SMAPの草彅剛
軒端より仰ぐ月光ドビュッシーの澄みしピアノが聴こゆるごとし
それぞれの行く一筋の遍路道
朧夜の非常持出袋かな
旅慣れたひとの手にする春日傘
葛藤の日々の背中や卒業式
やり遂げし少年サッカー卒業式
脚力を鍛えて夫と歩まなと速歩20歩ゆったり10歩
たくさんの小鉢の中のさくら草素直に風にゆらぐ命よ
氷上に大きく背なを反らしゆく羽生結弦のイナバウワー見つ
確実に四回転のジャンプして高得点だすネイサン・チェンは
芸術性技術駆使して全身で表現をするフィギア・スケート
「演技のみ見てもらえれば」と思いしが絶対勝つと羽生結弦は
芸術性ここちのよくてスピードもあるスケーターが次々生まれる
それぞれの行く一筋の遍路道
朧夜の非常持出袋かな
旅慣れたひとの手にする春日傘
葛藤の日々の背中や卒業歌
やり遂げし少年サッカー卒業式
最近昔のことがよみがえる。お風呂で倒れお布団で寝ていたのに純ちゃんの誕生日だと気がついた。布団の中から携帯でおめでとう。じゅんちゃんに転ぶと危ないから下がまるくなっている杖を持って歩けとアドバイスされた。そういえば大正天皇陵の階段を手をついてのぼっていて転んだ頭は打たなかったが手のひらのくすり指付近が紫色になっていた。頭を打ったり大腿骨をおるとたいへんなことになる。腕を折った人がやはりそのような杖をもっていた。杖を持たないと押されると怖い。杖を持っていると気を付けてもらえるということだった。今は背筋をのばすこと脂肪をとることに専念しているが名前と顔もすぐ忘れるようになった。残りの日々を家族や兄弟にこの世で出会った幸せに感謝していこうと思っている。
小さき花咲かせし雑草抜かれずに川辺の道に黄色くゆれをり
閉店された店の前やコンクリートの間に黄色 白 ピンク 紫の雑草がきれいにみえる五月です。その雑草をたくさん増やしている駐車場を通るたび1本だけくださいとおもうけど黙って抜くことはしない。凄いなと見て楽しませてもらっている。あぜ道で見つけてもってきた。増えるとうれしいな。でもうちは日影が多くなってしまった。それも悪い面だけではないとおもうけど玄関が向き合っていないのでお話することはない。