いろいろなうた松岡尚子

春服の青年像の下半身なしさらば青春と塚本詠みぬ

音高く花火は上がり恋の身を尽くすとうたう中城ふみ子

死はそこに抗いがたく立つゆえにひと日いづみと上田三四二は

桃食いて去りゆく夏を惜しむひと石川不二子をめぐる四季あり

生き死にの外なる橋をわたるとう築地正子イデアの世界

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