決勝戦五輪の体操コロナうつあちこち顔向けアマリリス咲く
「よいいみでリラックスせよ」と畑違うプロの先生同じこと告ぐ
雑誌など散らかっている居間帰宅して帽子を脱げば素顔になりぬ
家籠り小説読みつつ少しだけしつこさ感ず漱石の文
ハシブトの鴉の声よ懸命な本能に生きて塀の上なり
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
決勝戦五輪の体操コロナうつあちこち顔向けアマリリス咲く
「よいいみでリラックスせよ」と畑違うプロの先生同じこと告ぐ
雑誌など散らかっている居間帰宅して帽子を脱げば素顔になりぬ
家籠り小説読みつつ少しだけしつこさ感ず漱石の文
ハシブトの鴉の声よ懸命な本能に生きて塀の上なり
亡母のこと思い出すこと多くなりこの寂しさの不思議を思う
嫁ぎ来て教会へ行かぬ吾なれど亡母に呼ばれてゐるやうな日々
ふくいくと蜜柑の花やかくれんぼ
風立つや大波小波藤の波
降りそそぐ谷間の日差し若楓
渓流に濡るる木の葉や業平忌
ひと待てば蕗の葉にふる粉糠雨