市川を詠む ― 令和3年春やよひ ー  長谷川祐次 

春の太陽(ひ)はやさしく射して「早春賦」真間小学校児童の歌声聴こゆ

弘法寺(ぐぼうじ)の「伏姫桜」(ふせひめ)今年も枝垂れ咲き四百余年の歴史を見つむ

国府台砲車の軋むまぼろしを聴きて歩みぬ桜並木を

真間川にじゅん菜池に降る雨は櫻花(はな)を散らして市街(まち)に春呼ぶ

コロナ禍の一年(ひととせ)過ぎぬ早や三月(やよい)「いち歩」のウオーク待たるる出会ひ

                    「松ぼっくり」 いちかわ歩こう会会報誌4月号

                        

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