尋ね来し歴史散歩は梅雨晴れの松戸本土寺あぢさゐの寺
「江戸名所図会」(めいしょずえ)行徳舟の水駅(みずうまや)ばせお・一茶ら遊客多し
べか舟の今はなつかし浦安の埋立の地にディズニーランド
花街に伝えこし芸廃れゆくイキとイナセな江戸のかっぽれ
七福神間合いをとりて恵比寿さま新春散歩の12キロゆく
行徳舟 江戸期、日本橋小網町から小名木川・新川の流れに乗り行徳(市川市)まで往復した定期便の舟。乗客以外に塩・魚・野菜などを運んでいた。また成田山や寺町行徳への参詣客でにぎわった。
水駅(みずうまや) 「すいえき」とも呼ばれ河川の船着き場のことである。
べか舟 山本周五郎はその著『青べか物語』の舞台である浦安のべか舟について作中で『べか舟は一人乗りの平底舟で貝や海苔の採集に使われた小さな軽快形の舟で外側を青ペンキで塗り・・・』と。
ばせお 芭蕉のことである