村会議俳句    からっ風

村会議とはからっ風が日本近現代史講座の講師を務めた企業の方々の会である。村会議のメンバーに教え子がいて依頼されて3回にわたって講義し、終わってから会に誘われて月一度の勉強会で学ばせていただいております。

5分前精神信用の第一は時間厳守。約束を守ることである。信用はイコール学歴や家柄ではない約束の時間に遅れる人に信用はあり得ない。というまじめな方々の仲間にいれていただきはじめは短歌をだしていたが仲間として俳句を出してくださいと言われ今学ばせていただいています。

初春を 寿ぐ(ことほぐ)朝の 日本晴れ

眠りたる 街の静寂(しずけさ) 冬の月

軒下に 夕日眩しき 吊るし柿

宮参り 幼子の手には 千歳飴

熱燗を 干して年の瀬 鐘を撞く

やはらかき 朝の光に 萩の露 

紅葉狩り 平安貴族の 世界(よ)を偲ぶ

手術後の 妻見舞ひたる 冬の朝

如月の さむき月かげ 隅田川

鴉を詠ふ  NAOKO

降る雨に鴉階下を歩みをりただ単純に餌を求めて

雨中の路面に翼濡らしつつ鴉は歩む左右にゆれて

つゆの雨翼重たき鴉居て嘴着けぬ雨水に寄りて

ゴミ置き場の塀より空へ飛ばむとす鴉は生きて翼広げて

ゴッホ描く「カラスの麦畑」黄の畑に群れ飛ぶ鴉最後の作なり