過ぎゆくひと日  NAOKO

ザクザクと葱をきざみぬ湯気立ちて炎も見えて過ぎゆくひと日

輪になって人ら真面目に踊ってるフォークダンスは果てなく続く

市役所の福祉課の床。窓に寄る昼の気だるさ立春過ぎぬ

おあいそに小銭の袋を持ち出して姉は並べぬ店のレジにて

噴火雷初めて見つむ噴煙に縦縞光り轟音響く

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