ザクザクと葱をきざみぬ湯気立ちて炎も見えて過ぎゆくひと日
輪になって人ら真面目に踊ってるフォークダンスは果てなく続く
市役所の福祉課の床。窓に寄る昼の気だるさ立春過ぎぬ
おあいそに小銭の袋を持ち出して姉は並べぬ店のレジにて
噴火雷初めて見つむ噴煙に縦縞光り轟音響く
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
ザクザクと葱をきざみぬ湯気立ちて炎も見えて過ぎゆくひと日
輪になって人ら真面目に踊ってるフォークダンスは果てなく続く
市役所の福祉課の床。窓に寄る昼の気だるさ立春過ぎぬ
おあいそに小銭の袋を持ち出して姉は並べぬ店のレジにて
噴火雷初めて見つむ噴煙に縦縞光り轟音響く
春一番吹きて夕陽はビルの窓街ゆく人を眩しく照らす
早や冬至真紅のさざんか柚子の黄に夕陽とどけり狭庭の小景
曇空のかなたに見ゆる夕茜友住む千葉市思ひつつ歩む
南瓜煮て夕食楽し幼き日南瓜はいつもご馳走だった