大海の光   NAOKO

「神の愛知らずに来ただけ」白鳩がつと窓にきて手紙落とせり

伸び伸びと人ら泳げり大海の光背にして老人上がり来

暮れ近き夕茜雲つかの間の光といえど芒穂照らす