亀のごと歩み来たりぬ古希過ぎて新たな一歩水車よまわれ
顧みて汗と泥んこ母子家庭坂こしわれに今野ばら咲く
夕顔は面臥すごとく翳り見せ早苗田の道に風を受けおり
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
亀のごと歩み来たりぬ古希過ぎて新たな一歩水車よまわれ
顧みて汗と泥んこ母子家庭坂こしわれに今野ばら咲く
夕顔は面臥すごとく翳り見せ早苗田の道に風を受けおり
厚着して袖に手ちち”めカフェ目ざすまてよ寒いが春風まじる
本棚に置きしままなる亡き母の歌読み返し胸高まりぬ
母の歌素直で優しき眼持ち母の傍へにまた居る思ひ
そよぐ風滝より生まれ流れ来し
鯖漁の灯火遥かに夜の帳