短歌研究1月号高野公彦選      mohyo

バス揺れて白山連峰遠く見ゆ風の盆踊りさあ今夜から
雪洞(ぼんぼり)に書かれし恋うたさりげなく切なくありて風の盆うた
片足立ち斜めに両手広げたる男踊りの静かで強し
胡弓の(ね)三味線(しゃみ)と融けあひ進みくる風の盆踊り最後の夜を
風の盆見あぐる夜空昔より変わらぬ星々帰路のバス待つ

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