・四時過ぎの朝の空気の清らなり静かに静かに戸を開け放つ
短歌研究10月号佐々木幸綱選 mohyo
・68歳初めて持てる自室なり戦後引き揚げの夢見ずなりて
海の匂いぞ NAOKO
・夕闇に海の匂ひぞ川風を受けつつ橋を渡りゆくとき
・店の蜜柑黄に変はりゆく虫すだく窓の外にも秋の来てゐて
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
・四時過ぎの朝の空気の清らなり静かに静かに戸を開け放つ
・68歳初めて持てる自室なり戦後引き揚げの夢見ずなりて
・夕闇に海の匂ひぞ川風を受けつつ橋を渡りゆくとき
・店の蜜柑黄に変はりゆく虫すだく窓の外にも秋の来てゐて