大雨が豪雨となりてアスファルトを打ち叩くなりレストランの前
雨あとの自転車ハンドルに坐してゐる小さき蛙を左手に受く
机の前の壁に貼りゐし折り紙の蝉三つ外す秋風吹きて
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
大雨が豪雨となりてアスファルトを打ち叩くなりレストランの前
雨あとの自転車ハンドルに坐してゐる小さき蛙を左手に受く
机の前の壁に貼りゐし折り紙の蝉三つ外す秋風吹きて
禅林寺に常に太宰が居るような・・・。墓とは不思議な力を持つなり
自らが持てるすべてのものを差し出し共に逝きたるをみなを思ふ
誘われて死なんと答ふる男ありや瞬時よぎりぬ男女の違ひ