孝謙天皇

朝の風受けつつ弾む駅までの道に咲き初む萩の花花

後輩の残暑見舞いの返事さえ書かずに来てる里の秋

筆跡の堂々たるよ孝謙天皇呪縛されたる女帝としても

聖武天皇が男子と同じと認めても女性天皇に反乱のあり

年号も変えられぬまま淳和天皇ついに女帝に流罪とされぬ

綾子