旅人 様  佐野豊子

お問い合わせのメールに気がつかず遅くなりました。

歌集『漂鳥空間』について。
1993年に発刊された第一歌集です。
作者は、 箕原和子
結社「かりん」

第二歌集『びおとうぷ』
2003年に刊行。短歌研究社

住所は変わりませんせんので、
直接申しこまれて購入できますよ。

豊子

仰木香織さんの歌 歌誌コスモス06−4月号

今月も仰木香織さんの歌があった。やはり悲しみのお歌であった。心からご冥福を祈ります。
今日は王JAPANが世界一になり日本中が沸いた日だった。

粉雪散る野外球場(グリーンスタジアム)に列なして仰木彬監督を偲びくれます

白いカーネーション手に手に寒きグランドに駆けつけくれつファンらたふた

大リーガー野茂が田口が、やんちゃくれの清原(キヨ)が涙ぐみ献花の順待つ

子をもたず惜しむなく父性注ぎしかよき選手らかく育ちかく慕へるは

マウンドの笑顔の遺影魂魄ととどまりまさむ。また会いに来む

綾子

 

朝光及ぶ  松岡尚子

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千五百八十円也一缶の石油代金にひた驚きぬ

小さきこと発端として風船が膨らむやうに拗れし関係

失望に負けることなし山林の枝々の雪に朝光及ぶ

綾子

 

能舞台  佐野豊子 

竹群をさやさや風の音たてて鼓、笛方舞台にいでくる能楽のいっかんの笛ぴゆーと鳴りからだ貫き亡霊をよぶ

くちどめに殺された漁師の亡霊は頬のこけた痩せ面つけおり

能役者はたしかに大変目の穴からのぞくこの世の柱にぶつかる

豊子

web歌会

web歌会が開かれます。

今までのやり方と違ったやり方で行われます。何処にも所属していないわたしとしては
大変ありがたい歌会です。その方法をいろいろ考えていらっしゃるのがうれしい。

http://www.tanka.org/cyber.html

詳細は、上記URLのページの通りです。常に試行錯誤中のサイ
バー歌会ですが、今回も新たな歌会方式に挑戦してみることにしました。

綾子