妹から「愛美子おばさんがなくなってね。今日お通夜で明日がお葬式らしい。」の電話。びっくりというより申し訳ない気持ちで一杯になった。小さい頃お正月になるとおばさんの家にいくのが楽しみだった。
おばさんは越路吹雪ににたおしゃれな人だった。今は上野毛の立派なうちであるが幼い頃は電車が通ると良く聞こえるガードの近くの家で3つくらいしか部屋がなかった。一つは玄関のような3畳8畳4.5畳しかない狭い家だった。
おばさんはおしゃれなだけでなくお料理も上手であった。カレーに豆が入っていたり物がない中でも豊かな気持ちになれた。
そんな狭い家におじいさんおばあさんも同居、子ども3人そこに私達4人兄弟と両親が遊びに行ったのである。
おばさんは何もいやなことを言わずやさしかった。
15年前伯父さんと一緒に洗礼をうけていた。伯父さんは母の兄である。その親達は香港台湾で仕事をし既にクリスチャンであった。伯父さんは歯が痛いとペンチで抜くようなひとであった。
葬式はキリスト教式で行われた。牧師が私の従兄弟すなわち伯母さんの長男が最近クリスチャンになったとお話になった。
クリスチャン3代目である。従兄弟は責任感の強い働き者だ。