駅からも病院からも野塩橋目指して渡る行きも帰りも
細糸の絡まる様の母の文字声たからかに母は詠みあぐ
帰ろうとするとき必ず目を開ける母なり帰る痛みまた湧く
梅林の木の下蔭の枯れ落葉とだえしところ雪解けやらぬ
大方の人眠りいる病室のカーテンの外より冬陽あふるる
女たちの子守歌 みなみ恋し ふるさと
駅からも病院からも野塩橋目指して渡る行きも帰りも
細糸の絡まる様の母の文字声たからかに母は詠みあぐ
帰ろうとするとき必ず目を開ける母なり帰る痛みまた湧く
梅林の木の下蔭の枯れ落葉とだえしところ雪解けやらぬ
大方の人眠りいる病室のカーテンの外より冬陽あふるる
番組の予約ボタンを押しわすれ
モニターの仕事うろたえ騒ぐ
(坂口文江)
原作
テープ入れ予約ボタンを押し忘れ最初の仕事うろたえ騒ぐ
ひゃら
大変困っている様子は伝わってきますが、
仕事は何ですか。
作者
モニターです。テレビ番組の。
作者
最初の仕事なので慌てました。
ひゃら
「最初」にこだわる気持ちはわかりますが、ほかに必要な言葉がありますね。
ひゃら
具体的に「モニター」、「番組」など入れたいです。
作者
「番組の予約ボタン」、「モニターの仕事」にかえます。
ひゃら
具体的にうたうことが大切です。