いろはにほへと  JUN

霜月の星なほ残り夜は明けぬ

結局はひとりの夕べ赤のまま

日光のいろはにほへと山の秋

落日の竹馬長き影が往く

由良川の辺が生地荻の群れ

衣被ぎ衣残さぬやうに剥き

アニバーサリー祝ひ踊るや街は秋