爺の自転車

 

気むづかしい顔した爺の自転車のうしろに
ちんまり男児(おのこ)がすわる
(いちゑ)

原作
気むづかしき顔した爺の自転車のうしろにちんまり男児(おのこ)がすわる

(アドバイス)
全体に現代かなづかいなので「気むづかしき」は「気むづかしい」でもいいのでは。

情景をきちんととらえ、表現されています。

ひゃら
街で見かけた場面でしょうか。

作者
そうなんです。おかしくて笑っちゃいました。

この爺さん、すごい顔してペダルを漕いでいて、そのうしろに男のこが、それこそ、ちんまりすわっているのよね。

ひゃら
大人の気分と関係なく、ちんまり坐っている男の子が可愛いですね。すこし気をつかってるのかな。

作者
爺さんと男の子を見たとたん、この歌がすっとできました。

2004/ 4/ 13  豊子 : 15:31