ふーしゃんの短歌わーるどの誕生

母はずっと短歌と教会に行くことを支えとして生きてきました。86歳の母が教会にも短歌会にも行きたいという気持ちは有るのですが、それは教会の方や短歌会の主催者にとってはご迷惑なことにもなりました。
母に、はっきりおっしゃりにくいと思うのですが感じ取った母はショックを受けていました。誰を非難することも出来ません。私たち子どもにも生活が有ります。
いつまでも収まりがつかない若い心を迷惑だと思わないか、わたしの方が倒れるよ。婚家の姑に対するお世話もあるのよ。僕の方が先に死ぬよ。台湾で生まれた母ですが沖縄出身の両親の許に初めて生まれた女児でした。祖父には可愛がられましたが、祖母は、母の誕生にがっかりしたそうです。女児の誕生を喜ばない風習があったのでしょう。祖母との確執はあったようです。
そんな母に育てられたmohyoは、心理テストで幼い頃の愛情不足と指摘されたことがあります。3人姉妹と弟が大なり小なり負わされているものがあります。祖母の母、祖母、母と沖縄の女性のあり方は、力強く元気に振る舞わなければ潰されてしまうほどの重たいものであったと感じます。それが現在の子ども達の家庭には良くも悪くも影響しています。
母を叱りながら私の方が間違っているような気になりました。母は幼児期のような愛情を周囲に求めているのかもしれません。またまともな要求かもしれないと考えるようになりました。
そこでふーしゃんの短歌ワールドというマガジンを作ることになりました。 9号まで出したところで短歌会に出席できないのは母だけではないいろいろなパターンが有る筈だと考えました。そしてHP短歌会という形式を思いつきました。(掲示板)
私は短歌について勉強不足です。ひゃらとまつなおさんは私より勉強しています。しかしまだまだ実力が有るわけではありません。そこで次のことをコンセプトにしたいと思います。
「下手で良い」 「下手が良い」 でも感じがこもっていること、使用する言語は話し言葉でも伝統的な使い方でもよい。ただし5・7・5・7・7のリズムは守ること。またmohyoがいいなと思った作品はマガジンに掲載させていただきたいと思います。