ふーしゃんの短歌ワールド
┏☆★☆━━━━━━━━━━━━38号 2004年1月15日 by もひょ ┓
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われわれは作品によってみずからの生を証明したいと思う。□ 宮 柊二 □
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ふーしゃん(母)は短歌結社『多磨』の北原白秋に師事。『コスモス短歌会』 故 宮 柊二先生に師事現在にいたる。台北第一高女を経て台北師範卒。小学校教員を数年経験後,軍医であった父との結婚により退職。日本基督教団東京府中教会員。
□■□ 目次 □■□
短歌 *** 母と弟妹とわたしの歌
エッセイ*** 電話やはがきのよく来る日
わたしたちの歌
母糸満冨美子(ふーしゃん)
肋骨にかうやく二枚並べ貼りくさめの痛ししゃっくり痛し
次女佐野豊子
退会の決意さびしい賀状あり貴重なひとを去らしめしわれ
三女松岡尚子
昆布入りのおにぎり食べて今は少しゆっくり眠ろうややに疲れぬ
長男JUN
梨食ふて得心したる空の藍(あを)
生きるとは気の満ちること乱れ萩
長女Mohyo
共に生きることこそが幸吹く風に背中押されて夫とし走る
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電話やはがきがよく来る日
今日は電話やはがきがよく来る日であった。
大学の大先輩の死を報せるはがきもあった。独身で大学に長くお勤めであった。
弟様から12月突然なくなったとはがきを頂いた。こういう場合どうしたら良いか迷ってしまう。
同期の友人からは仏前にお花でもとギフトカードを送ったらとアドバイスされた。
今朝若い先輩から電話を頂いた。いつの間にか年賀の挨拶も遠のいていたということであった。先輩は貴方がお花を上げたら又お返しをと考えるでしょう。
弟さんの年齢を考えたら何もしない方がよいかもしれないと言われた。
何もしないのも変であるから寒中見舞いを弟様に出そうかなと思っている。
前の職場の同僚からも電話があった。ロスにいるお孫さんの話、ビーズに凝っている。趣味の話2月になったら市川で変わったトマトのデザートを食べようということになった。
手紙を出しておいたのであるがご返事が無かったので夫が電話を入れてくれた。
宮 英子夫人はコスモス編集部の仕事でお忙しそうであった。
宮 柊二先生の講演記録が出てきたのでHPに掲載したいという願いを許可されたのである。とてもうれしいデキゴトであった。
HPで長文を紹介する工夫を前から考えていたので挑戦するつもりでありそのことも楽しみである。